2008年9月21日日曜日

「回り込み」対策

 一昨日、7MHzSSBでオンエアーしようとテストしたところ、「回り込み」の様な現象があるのに気がついた。
昨夜、念のため、3.5・7・14・21MHzで厳密にチェックしたところ、いずれのバンドでも「回り込み」の様な現象(音声のピークで音が歪む)が認められた。モニターで聞くと無音声時のハム音も大きい。ハンディー・マイクのアースが浮いている?CWでは「回り込み」的な現象は無い。
ダミーロードで運用しモニターすると、ハム音は聞こえず、当然回り込みの様な現象は無い。マイクとトランシーバは無罪。
アース、電源ラインにはコモンモードチョークを挿入し、ANT引き込みケーブルには「パチン止めチョーク」を挿入してあり、ANTのSWRはマアマアのレベル。

色々な現象を総合して考えると、人体(私自身)とリグとの誘導電位差が悪さをしているのではとの仮説を立て、対策することとした。 (21日)
・アースに挿入していたコモンモードチョークを取り除き、直接トランシーバのアース端子に接続
・トランシーバを置いてある机(木製+金属フレーム補強+金属足)の金属部分をアースに接続
・近くにある「金属製ラック」をアースに接続
上記の処置を施したあと確認を行ったが、いずれもバンドでも「回り込み」的は現象は起こらなくなった!
暫くは慎重に運用し、問題が解決したか確認を行う予定。
夜、YN2N(ニカラグア)と7MHzSSBで交信出来た!

トランシーバー:FT-1000MP/MARK-X(200W)
ANT:ZA-7H,CP-6

3 件のコメント:

HIRO さんのコメント...

「回り込み」を検索していて、貴ブログに到達しました。当局、アパマンですが7Mhz帯用に自作した釣り竿アンテナの実験中にアンテナアナライザーでSWR調整を済ませ、いざリグ本体に繋いで送信したところ、ガサガサした音が出てアレッと思ったら、突然送信不能になりました。電源を切ってリグを10分ほど休ませると回復するのですが今度はダミーロードを使っても同じ症状が続いています。アースは取っていません。他のバンドでは問題なく送信できます。7Mhz帯だけが回り込みを起こしていると思うのですが。

Hiko さんのコメント...

釣竿ANTのは、動作原理からいって、アースが不可欠です。ベランダ等に金属製の手すり等があれば代用できるかも知れません。

下記はある資料から引用しましたが参考になると思います。

実際には、他のアースと概念が異なり、このアースと言われる物はアンテナの一部と捕らえた方が良い。典型的な1/4波長接地型垂直アンテナなどは、大地表面が鏡のような働きをし、あたかも垂直ダイポールアンテナがあるかのようなイメージとしてアンテナが動作する仕組みになっている。この、鏡の面を作成する事を 「アースを取る」 などと言われる。従って、目的としては鏡が形成されていれば良いので、現実問題としては、地面としての大地ではなくても、等電位面が形成されていればよく、車のボディーや、長い金属製の手すりなど、地面とは絶縁されている物であっても 「アース」 として同等の効果を発する。グラウンド・プレーンアンテナなどにあるラジアル線も、同様に擬似的に等電位面を形成するのに用いられている。

言葉からは地面に接続するのがアースと捕らえがちだが、設置型アンテナで言われる 「アース」 は 「RFグランド(高周波グランド)」 と言った方が適当である。なお、コンセントのそばにある、いわゆる 「保安用アース」 は、接地アンテナのアースとしては使用できない。場合によっては、高周波が他のアース接続の家電に悪影響を及ぼしたり、不要電波の輻射を招き電波障害を起こす原因となる事があるので、混同しないよう注意が必要。

Hiko さんのコメント...
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